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フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(45)
 「これは迂闊でした。確かにおっしゃるとおりです」
 「無論、ギルドメンバー内のプリースト不足は、それはそれで解決するべき課題ではある。が、さしあたってのピーク時のポータル確保方法は、これぐらいでよいのではないかな? 使えそうなら、後で同盟の有識者間で話し合ってみるがよろしかろう」

 「はい、ありがとうございました!」
 高司祭は老人に勢いよく礼を言うと、すぐに椅子から立ち上がった。立ち上がった旧友を老人は見上げる。
 「もう帰るのか? もう少し待っておると、ご馳走が食べられるのじゃがの」
 「ありがたいのですが、もうすぐ同盟会議でして。友人たちを待たせているので、これで失礼します」
 「それは慌しいのう。では気をつけてな」
 「このお礼は後日改めて。それでは失礼します」
 高司祭は老人に深々と頭を下げると、足早に酒場から飛び出していった。

 「…一見、無礼に見えるのじゃがの」
 高司祭の後姿を見送ってから、老人は口を開いた。
 「まぁ、聞きたいことだけ聞いて、居なくなっていった感じでしたからねぇ」
 若者もあいずちを打つ。
 「じゃが、あれが責任を持つということじゃ。自分を待っている者たちが居る。解決すべき課題がある。そういう事を自覚しているという事が、彼をあのように動かしている。それでよいのじゃよ、それで」
 「責任…とおっしゃいますと、比較的攻城戦の中心にいる方なのですか?」
 「あぁ。そういえば言ってなかったか。彼は、かつてわしが居ったギルドのサブマスターじゃよ」
 「そ…そうだったのですか」
 「ともあれ、これで具体例を挙げる手間が省けたわけじゃの、ほっほっほ」
 老人は笑う。
 若者は、この一件がまさに老人の説の最大の証左である事を知った。


 こんな風に、過去用いていた戦術や構想が、時代の変化で一度埋没したかのように見えたとしても、更なる変化によって再び有用になる、という事が現実に起こりえます。
 その観点から考えるならば、これまでの経験や蓄積を忘却したり、喪失したりするべきではありません。それらをきちんと保存し、後日のために備えておく、という事がどういう意味を持つか、今でははっきりとお分かりいただけるかと思います。
 久々に、長らくほったらかしにしていたリンクを更新。
 移転された方もいらっしゃったのですよね。

 ついでに一件リンクを追加。
 私の友人の伊勢っちのブログです。ここを読んでいる方々の中でも、知る人ぞ知る…人かな?
 リンクいただいているようなので、カウンターリンクしまーす。
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