フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(29)
 こんにちは。
 さて、とりあえず前回までで一通り回想が終わったところでしたね。

 今回はちょっと異色の試みということで、老人の思考プロセスをそのまま追っかけるモノローグからはじめました。
 というのも、この方法を取らないと、同盟に対する提案者として、提案負荷を無駄にしないために必要な事柄について描写できないと考えたためです。

 今回の回想で取り上げられているのは派兵のやり方についてですが、そうした戦術的な素材自体にはさしたる意味はありません。
 ここで重要なのは、派兵案を考えるに当たってのそれまでのやり方と、老人が取ったアプローチの流れから、同盟に対して何らかの作業を行う折に留意すべき事柄を取り上げるところにあります。

 まず、同盟の首脳部が派兵案を考えるにあたって、どのようなアプローチを取っていたか。それは、老人が回想の中で語っていたように「派兵を成功させたいという、単純な願望によって場当たり的に立てられてきた」というアプローチです。

 この点が、いわゆる「場当たり的経営」の一例になります。
 つまり、同盟運営を行うにあたって、願望だけが先行してしまい、問題解決のために必要な事柄について十分に考慮されていないということです。

 その結果としてもたらされたのが、「成功せずに毎週コロコロ変わるがゆえに、余計な意思決定負荷が司令部にかかってしまっている」というものです。
 つまり、首脳部としては毎週派兵案を考え直さなければならない上に、司令官は毎週新しく立案される派兵案の内容を理解し、かつ過たずにそれを指令しなければならない。さらに、回想では書かれていませんでしたが、同盟のメンバー一人一人にいたるまで、こうした派兵案の入れ替わりに対応しなければならない事を考えると、同盟全体としての負荷はかなりの量になるわけです。

 それでも、こうした負荷自体が同盟の勝利に貢献できていれば、まだ救いがあるのですが、そうでないところがさらに問題ですね。過去4度の試行錯誤は、これだけの負荷をかけているにもかかわらず、失敗してしまっている、というわけです。

 これが、回想を始める前に話した、「これから始める仕事が無駄な仕事でないかどうかを確認すること」を怠った結果です。

 場当たり的な発想で問題解決を行うということは、往々にして、自分がやろうとしていることの本当の意味をよく確認せずに行われるので、結局は同盟に対する問題解決とならず、努力も空転してしまうというわけです。

 場当たり的経営の問題点と事例が明らかになったところで、次回はそれに対する老人のアプローチについて解説していきます。
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