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フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(20)
 こんにちは。前回はちょっと分量が多かったかもしれませんね。

 さて、合意が取れてしまえば後はしめたものです。
 これで、各ギルドは、同盟の未来像、あるべき姿について共有できるようになっているはずです。

 そのためのアクションを洗い出す、という事が次のプロセスです。
 ここで言うアクションとは、具体的な作業までも含みます。
 すなわち、最初にあげた3つの負荷、「調整負荷」、「上納負荷」、「意思決定負荷」を伴う作業をリストアップする形になります。

 そして最後に、これらの作業を不公平のない形で等分配します。

 …え? 分配する段階で揉めるんじゃないかって?
 もし揉めるとするならば、その分配方法が公平でないか、さもなくば合意の取り方が不十分である可能性が高いです。

 不公平な場合は当然揉めますね。
 また、割り当てられた作業が同盟運営に不必要な作業であれば、やっぱり揉めるでしょう。これは、リストアップされた作業が必要かどうか、という合意が得られていない、ということになります。

 ふぅ。長かったですね。
 これが、同盟内における負荷集中を解決するための方法の一つです。

 これだけ長いと、さすがに途中で読むのを諦めて、「俺らには作戦立案持ち回りっていうシンプルな解決策があるんだから、こんなの読まなくていいだろ」という人も出てくるかもしれません。

 しかし、よく考えてみてください。
 「作戦立案持ち回り」という発想でさえも、これまで話してきた負荷集中の解決方式から、実は一歩も出ていないのです。

 加えて、作戦立案持ち回りだけでは、上納負荷や調整負荷の分配に対しては無力です。
 こうした負荷の妥当な分配や、一歩進んで運営意欲の平均化(※)を行うためには、もう少し深い視点から同盟運営について考える必要がある、といえるかと思います。

 それを踏まえたうえで、「作戦立案持ち回り」という発想は、「負荷の等分配」という観点から極めて理解しやすい概念です。合意を得るのも難しくはないでしょう。
 意思決定負荷の等分配の方法としては、「作戦立案持ち回り」という発想は有効であると私は考えています。
 ※こうした表現をしたときに、おそらく反論があると予測されるので、ちょっと追記しておきます。

 「運営意欲の平均化とは、運営意欲が強いギルドがあった場合、そのギルドの意欲を弱めるということか? 弱いギルドを強くするのはともかく、強いギルドの足を引っ張るのはいかがなものか?」
 という、一見すると至極まともな反論です。

 ですが、ここには一つ誤謬があります。すなわち「運営意欲が強い=全てのギルドに対して良い影響を与えている」という前提条件です。
 運営意欲が弱いギルドは、弱くなる理由がある、というのが議論の出発点です。ギルドの目的、という話をしましたが、そのギルドの目的が同盟の運営のあり方と食い違っていた場合、その同盟の運営を積極的に行うことは「そのギルドにとって」良いことなのでしょうか?
 逆に、運営意欲が強いギルドが積極的に(表現を変えると独占的に)運営することによって、他のギルドが不利益をこうむっているのではないか? という問いかけが、まず必要になります。

 もう一つは、運営意欲が強いギルドが仕事を独占することによって、不公平感やある種の優越感を感じる可能性がある、という事がリスクになります。こうした感情は同盟内の人間関係を阻害しかねません。

 こうした問いかけとリスクを考えてもなお、運営意欲が強いギルドが同盟を引っ張っていった方がうまく行く場合というのは、同盟内において、負荷に関する合意が(暗黙的に)すでに取れている、という事を意味します。
 そういうことであれば、そもそも目的が達成されているわけですから、組織の関係性としては多少不自然ではありますが、運営意欲の平均化を行わずともよい事例といえるかと思います。
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