フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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3,偉大なる指導力-ギルドにおける「人」-(27)
 こんにちは。
 働きアリの法則と、ROへの適用について、お話したところでした。

 私自身がこの働きアリの法則から考えたのは、こういうことです。

 これまでのいくつかのお話からも分かるかと思いますが、有能な貢献者たちというのは、往々にして自分の仕事を手放そうとしません。こうしたケースは、以下の2つの効果をギルド内の仕事の配分についてもたらします。

・有能な貢献者の負荷増大にそのままつながる
・Gvの貢献者が固定化され、それ以外の人物が貢献者として認知されづらくなる

 前者について、どのように対処すればよいかは前述のとおりです。
 一方、後者については、これがROにおける働きアリの法則の主因だと、私は考えています。

 つまり、ある特定の人がGvに関する仕事をすべてこなしてくれる、という固定観念がギルド内の人々の中に生まれてしまうことによって、貢献者の割合も同時に固定化され、結果的に働きアリの法則の分布が発生してしまう、というシナリオではないかと考えました。

 たとえば20人のギルドの中で、4人だけでGvに関する仕事をすべてこなしてしまったとしたら、残りの16人の心理としては、「4人がみんな仕事を片付けてくれれば、楽でいいやー」と思ってしまうのが、まぁ人情というものでしょう。

 このときに問題なのが、4人がGvの負荷を抱え込んでいる、ということ以上に、「Gvの仕事をこなすのはあの4人だけ」という固定観念がメンバーの中に固まってしまうことです。
 本来は、Gvは集団戦でもあるわけですから、メンバーの誰がGvの作業をこなしても、おかしくはないはずですが、この固定観念が生まれてしまうと、メンバーたちは作業を貢献者に任せっきりになり、関心をより持たなくなっていってしまいます。

 こうしたことを回避する、というのが、ここでの狙いでした。
 突撃方法を提案したメンバーは、Gvの同盟運営については、それほど深く関わっていたわけではありません。しかし、そうした人であっても、同盟運営に関わっていくべきだ、というメッセージが、そこには込められていました。
 同時に、この話によって他のギルドメンバーも、自分自身が貢献者足りえるし、またそうなってもおかしくない、ということを認識してもらう事を、狙っていたわけです。

 ある特定のメンバーに貢献者、Gv関係者のレッテルを貼ることは、責任感を自覚させ、作業の流れを集中管理する意味では有効ですが、貢献者を増やすという発想でものを見た場合に、かえって障害になることがあるわけです。
 時によっては、貢献者としてのレッテルを剥がし、これまでそれが張られていなかった人に貼り付けることも、固定観念を排除するという意味では、重要な役割を果たすと、私は考えています。

追記:

 この働きアリの法則の話をすると、パレートの法則とか、8:2の法則を連想される方もおられるかもしれません。
 これらの法則は、マーケティングなどでよく取り上げられますが、大抵、「だから2割のほうが大事だ、2割に注力せよ」という結論になってしまいます。
 これと同じことをギルドなどの組織でやるとどうなるか。それは、「今働いている2割の人間をもっと働かせろ」という結論が出てしまいます。私はこの結論には賛同しません。なぜならば、私の目的は、貢献する人間の割合を増やすことであって、貢献者を酷使することではないのですから。
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