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フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(85)
 「なるほど。同盟の進むべき方向性には、そういう意味があるのですね」
 「そうじゃ。皆がより楽しめるGvを実現するため、そして世界を変えていくために、考えなければならないことではある」
 「では、逆にお聞きしたいのですが、同盟がそれらの目標をすべて満たしたとするならば、方向性には意味がなくなるのでしょうか?」

 「…いまだかつてそんな同盟を見たことはないが」
 老人は前置きし、ハーブティーをすすりながら続けた。
 「そのときには、同盟にとってもっとも強力な問いが待っておる。すなわち『自分達は惰性に陥っていないか? マンネリ化した攻城戦で、皆を退屈させていないか?』という問いがのぅ。おそらくこの問いは最も強力なはずじゃ」
 「確かに。攻城戦を続けている以上、永遠に終わらない問いかけですね。たとえ何の問題を抱えていない同盟であっても、ここから逃れることはできない」

 「そういうことじゃな」
 老人は空になったティーカップを、静かにコースターの上に置いた。
 「まぁしかし、同盟を率いる者にとっては、この瞬間こそ楽しいものよ。皆の課題を大きなレベルで解決しつつ、世界の流れを自らの采配で変えていく。たとえさまざまな苦労があっても、何物にも変えがたい戦果、と言えるやも知れぬ」
 そう語る老人の顔には、確かに自ら世界を変えてきた者だけが顕現できる、誇りと喜びに満ちた笑みが浮かんでいた。
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