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フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(70)
 どのみち30分もあればけりが付くだろう。ハンターはそう思っていたのだが。

 「どうなんでしょうねぇ。あれだけの同盟ですよ。正面から行ったらまず勝てません。隙を突かないと話にならないと思います」
 「でも、隙を待ち続けていたらついに派兵をせずに2時間待ちぼうけ、ってことだってあるわけだし」
 「犬死、って事態は避けたいじゃないですか。あそこはこれまで2ヶ月以上不落城なわけですから」
 「んじゃあんた、2時間派兵しなかったら責任取れるのか?」

 と、議論はとめども付かずに続いていた。
 目を閉じていたので時間の感覚がなくなっている。ハンターはゆっくりと目を開き、アインブログで買い求めた最新式の懐中時計をそっと取り出して眺めた。
 見ると、議論を開始してから既に1時間30分以上経過していた。
 (…おやおや、まだ最初の議題が片付いていないのか)

 そのときまでの会話を聞きながら、ハンターは何とはなしに違和感を感じていた。祭りの話し合いにしては、なんとなく空気が違うような気がする。
 それを浮き彫りにしたのは、会議の開催を宣言したナイトの一言だった。
 「しかし、前回立案した作戦じゃ、正直私としても、絶対にあの同盟を落とせるという確信がありません。責任が持てませんよ」

 その言葉を聞いた瞬間に、ハンターは違和感の原因を悟った。
 すぐに、B.E同盟の代表者たちの表情を、誰にも気取られずに伺う。
 例外なく、当惑気味の表情だった。さすがにロードナイトの彼女だけは表情を変えていないが、ハンターには大体の心中は察せる。
 (なるほどね。これは意識の違いだ。こっちと向こうとの、祭りに対する捉え方が違う)
 ハンターは軽く身じろぎすると、ゆっくりともたれていた腰を起こし、椅子に座りなおした。
 (こちら側の祭り、という概念は、基本的に遊びだ。ベストはそれなりに尽くすが、勝敗はこの際関係ない。メンバーを楽しませることが第一義なわけだが…)
 (相手にとってはそうではない。どうやら彼らにとっての祭りは、兵力糾合のための手段でしかないのだ。祭りであったとしても、勝たなければ気がすまない…、そういうことか)

 (そして…)
 改めてB.E同盟と、Snow,Illusionの代表者たちの表情を比べる。
 (両方ともそれに気付いていない、というのが、どうも会議が長引いている原因、というわけか…やっぱり寝ているわけにはいかないようだな…)
 コメント返信。

>また寝ようとしてるし。

 そのまま寝てられればよかったんですけどねぇ…。

>せんせー、サボり魔がここにいまーす!

 サボり魔を甘く見てはいけませんぞ。
 某ゲームではサボり魔になるとスタミナが15もあg…うわなにをするやめr
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