フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(62)
 さて、最後の鉄則に、ようやくたどり着きました。

鉄則7:物事のうわべだけでなく、本質を引き出して議論せよ

 若者がなぜ、最終的に的確な意思決定ができたか、というと、老人が与えた情報が妥協点を示唆していたから、と言えます。
 このときに老人が与えた情報は、それぞれのギルドがそれぞれの提案に固執する理由である、というところに注意を払う必要があります。

 つまり、うわべだけ見ていると、

ギルドA:ルイーナ砦を陥落させたい VS ブリトニア砦を落としたい:ギルドB

 という対立構造に見えるわけですが、実際は、

ギルドA:敵対ギルドの鼻をへし折りたい VS ブリトニアのアジトダンジョンを使用したい:ギルドB

 理由まで掘り下げると、こういう構造になるわけです。
 理由を見てみると、両者が対立する理由は、基本的にないわけで、これが若者に妥協案を提示させることができた理由です。

 今回は対立構造を例にとりましたが、対立に限らず、さまざまな議題を議論する際、意思決定を行う際に、決定しようとする決断の背後に、どういった理由があるのか、どういった論理が隠れているのか、ということに思いをいたすことは非常に重要です。

 この「フェイヨンの隠者」で繰り返し語られていることの神髄は、「物事のうわべだけではなく、本質を見極めよ」ということに他なりません。
 本質を見極める、ということのカギは幾つかあって、そのうちの一つは、「なぜ?」と問いかけることです。

 なぜ、今週はこの作戦案で行くのか?
 なぜ、今週のPT案では、私はこのPTに所属しているのか?
 なぜ、同盟の作戦立案は持ち回りで行われているのか?
 なぜ、うちのギルドは攻城戦に参加しているのか?
 なぜ、我々はGvをやっているのだろう?

 こうしたことを問いかけていくと、「当たり前」の言葉の元、ごまかしたり忘れてしまっていたりする本質を、無理やり引きずり出すことができます。本当に有用な意思決定は、この本質を正視した上で、本質を改善するために行われます。
 逆に、本質を無視して行われた意思決定は、大抵メンバーに対して悲惨な結果をもたらすものです。

 こうした本質まで目が行き届くようになると、攻城戦においては恐るべき参謀となりえます。
 意思決定においては誤りが少なく、戦術における攻撃防御に明確な目的を作ることができ、かつ同盟全体の戦略自体に一貫性を持たせて運営することができるようになるでしょう。
 その意味では、この鉄則は「フェイヨンの隠者」自体の奥義の一つと言えるかもしれません。
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