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フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(51)
 「それは、会議には中心者が必要、という点に尽きる。これこそが初伝の3つ目じゃな」
 「中心者…ですか?」
 「会議がどのように進むか、ということは、会議で物事を決定するには一番重要な要素なわけじゃが、この点に注意を払わないと、うまく行かない流れになってしまうことがままあってな」
 「先ほどの、会議の最中に雑談に入ってしまうパターンというのもそうですね」
 若者が先刻のトピックスをあげると、老人はゆっくりうなずいた。
 「あれは、会議の内容に関係ない言葉を好き勝手に参加者が喋りだすことを意味するわけじゃが、その真逆というのも怖い」
 「真逆…ですか? もしかして、会議で誰も何も喋らないことを指しておられるのですか?」
 「その通りじゃ、察しが早くなってきたな」
 老人は満足げにうなずいて、先を続ける。

 「両方のケースで共通の事項は何だと思う?」
 しかし老人は即座に若者に問いかけた。
 単なる聞き手として脳細胞を休ませるのはかえって良くない。老人の顔にはそう書いてある。
 老人が若者のために与える対話とはそういうものだった。
 「……」
 黙思してしばし考え込む若者。ブランデーに口をつけながらそれを老人は眺めていたが、さほど長い間ではなかった。
 「会議の議事に対して、誰も注意を払わなくなる?」
 「そう、そういうことじゃ」
 「なるほど。道理ですね。結局会議における基本的な問題というのは、議事進行に参加者が貢献しなくなること。誰も喋らなければ当然会議は進まないし、かといって喋っていても議事に関係がなければ何の意味もない…」
 「ではどうするかということになるわけじゃが、このときに必要なのが『議長』の存在なのじゃよ」


 こんばんは。
 というわけで3つめの鉄則です。

 鉄則3:議題の進行に責任、もしくは配慮できる人物を議長として議事を進行せよ

 なぜ議長が必要なのか?
 それは、意思決定という、会議における一番重要な課題を確実に進行させるためといえます。

 会議の参加者を想定したときに、彼らが一様に、意思決定に対して真剣、誠実であり、かつそういった事柄に集中できる人々である、ということは必ずしも言い切れません。
 「とりあえず面倒くさい会議があるけど、出なきゃならないから出るかー」とか、「とにかく今の同盟に対して不満がある。それだけぶちまければ後は知らん」とか、会議に参加する目的や動機というのは、意思決定に対して必ずしもそろっているとは限らないわけです。
 そこで会議を考えるものが使う知恵の一つというのは、議事の進行に常に注意を払う人物を置き、その人物に会議の進行を促すような仕組みを作る、ということになるわけです。

 したがって議長の役割というのは、

①会議における議事、特に現在討議している議事が何であるかを把握し、
②現在討議している議事に対する意見の提起を促し、関係ない意見を必要に応じて言わないようにさせ、
③意見として出た内容を踏まえて、同盟やギルドの意思決定を行うように背中を押す

 ということになってきます。
 この『議長』の存在があって初めて、会議において意思決定を行うことができる裏づけを作ることができるのです。

 議長については少し奥が深いので、次回もうちょっと掘り下げて説明していきます。
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更新md-?
2006/07/03(月) 03:45:25 | URL | chelri #HfMzn2gY[ 編集]
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