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フェイヨンの隠者 ~年老いた軍師の回想録~
その昔、ラグナロクオンライン(RO)のIris,EirサーバでGvGを戦った、叩き上げの元参謀がフェイヨンの酒場で静かに語る昔話。そして彼がかつて戦場にあった折、経験の中で得た、いくつかの教訓と知識。
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4,永久的な発展-同盟を結びし者たち-(49)
 さて。
 会議を遂行するに当たって、まず最初に考えなければならないことは何か。
 先ほどの老人と若者が提示した課題を解決するために必要なことはここにあります。

 と言っても、何か難しいことを言おうってんじゃありません。
 いたって簡単で、それは、「会議の目的」を確認する、という点に尽きます。

 我々はROの世界内で、さまざまなチャットによる会話をし、コミュニケーションを取り合ってRO内の社会構造を作っています。
 そういう意味では、こと会話という点に関しては、我々はRO世界の中で数え切れないほどこなしてきているはずです。
 若者の話ではありませんが、新パッチによって開かれた新天地、レアアイテム、狩場の情報交換、世間話、攻城戦の趨勢など…。話題の種には尽きず、膨大な会話をこなしてきているはずなのに、なぜ会議ができないのか?

 それは、会議と会話には、「目的」という点で大きな差があるからです。
 会議が何から構成されているか、というと、うわべから見ればただの会話であり、対話です。内容を意識しなければ、構成要素はチャットによる文字列なりに過ぎないわけです。
 では両者がどう違うか。それは、会議には討議し、相談し、決定すべき何らかの事柄(議題)があり、会話にはそういったものが存在しない、ということです。

 まずはここを意識する必要がある、というのが、1つ目の鉄則になります。

 鉄則1:会議が行われる目的とゴールを明確化せよ

 会議の目的は、一人では解決することができない問題に対して、他者の意見を取り入れ、俎上に載せながら、最終的に議題に対して何らかの決断をすることに尽きるわけです。
 この決断、もしくは決断された内容が、会議のゴールとなります。

 例を出すまでもないと思いますが、たとえば作戦会議なら、来週の攻城戦の2時間の予定を、作戦という形で明確化することですし、ギルド会議ならば、毎週発生するさまざまな議題(ギルドメンバーの受け入れ可否、同盟を組むか断るか、などなど)について、メンバーの間で合意を見ながら決断をしていくことが、それぞれ目的になるわけです。

 優れた会議出席者というのは、こうしたことを念頭において、会議のスタートとエンドを意識的に考えます。それは、「この会議の出発点は何なのか? そして、何が決まればこの会議は終わって、みんなでジュベロスへの狩りに繰り出せるのか?」 と問いかけることが、会議を最小限の労力で終わらせるために必要なことだと分かっているからです。


 「ゴールが決まってしまうと、後は目的地へ向かって進むだけじゃ。方向さえ見えていれば、その方向に向かって会議を進め、誘導してやればよい。しかしゴールが分からなければ、たちまち五里霧中じゃ。どこへ進めばよいかわからぬうちに、誰かがあっちへ行こうといい、こっちのほうが面白いと言い出す。それでは会議にならんわけじゃな」
 「何を持って会議の目的を達成したと言うのか、何が決まれば終了を宣言できるのか。そして、どうすればその方向へできるだけ早く進めるのか。それを意識することが初伝なのですね」

 「何の。まだ早い」
 結論に早く飛びつこうとする若者を老人は軽くいなした。
 「これが出発点じゃ。まだ初伝は続くぞ…」
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